「わーい、(夏じゃないけど)今日から夏休みだーっ!!」と浮かれて、会社のデスクの上にキャッツカードまで残してきたっていうのに、台風ってなに?しょうがないから、今更だけど先月行ってきた東京ゲームショウのレポートを書くよ!
会場でリアルタイムについったーを更新していたから、もういいかなと思っていたんだけど、毎年の行事だから今年もいっちゃうよ!!
ネタが古くなったら古くなったで、他のサイトの記事などを紹介しつつ、より深く掘り下げて記事を書くのが一流のブロガーの仕事。
という訳で、オードブルは昨年と比較した入場者数のデータから。
TGS2009:「東京ゲームショウ2009」閉幕――昨年にはわずかにおよばない18万5030人の入場者数を記録 - ITmedia Gamez
社団法人コンピュータエンターテインメント協会(以下、CESA)が主催するは東京ゲームショウ2009が9月27日閉幕した。4日間のトータルの入場者数は18万5030人と、昨年をわずかに下回る結果となった。なお、昨年は19万4288人の入場者数だった。
↑ここまで書いた時点では、一回で終わるつもりだったんだけど、ボクがレベルファイブを絶賛し過ぎたため複数回に分けることになりました。
完璧なオペレーションだった「レベルファイブ」ブース
開幕ダッシュを駆ける予定だったのに寝坊してしまい、開場の9:30から20分遅れで最初に向かったのはレベルファイブ。多くの人がDS体験版が50%の確率で入っている「レベルファイブ福袋」を目的に来たようで、開幕20分の時点ですでに長蛇の列が……。
ドラクエ9のすれ違い通信をしながら時間にして30分ほど(すれ違い人数にして30人ほど)して、やっと中に入れた。
さて、先に書いてしまうと、今回の東京ゲームショウで最も満足度が高く、オペレーションに関心させられたのは、このレベルファイブブースだった。マジでプロの仕事。
レベルファイブブースではスペースを大胆に使い、大画面でムービーが見れる「ステージエリア」と、体験版がプレイできる「試遊エリア」に2分割していた。
こんなに割り切ったブースの構成は、少なくとも今までボクは見たことが無かった。悪い例で出す訳じゃないけど、例えば今年のセガブース。
大きく「戦場のヴァルキュリア2エリア」「ベヨネッタエリア」「龍が如く4エリア」「End of Eternityエリア」「ファンタシースターポータブルエリア」の5つのエリアに分かれていて、それ以外のタイトルをまとめた「その他全部エリア」で構成されていた。
まぁ、普通の構成はこんな感じ。 レベルファイブのブース構成は、まさに異端……っ!!
この異端のブース内でどのようなオペレーションを行っていたかというと……
- 「ステージエリア」で新作ゲームの映像を見る(約15分)
- 「試遊エリア」でDSの体験版をプレイする(約10分)
- 出口でレベルファイブ福袋をもらう
↑これだけ。 しかし、これこそ、シンプルにして最強。
さぁ、ここからは、レベルファイブがどれだけスゴイことをやってたか、じっくり行こうか。
(この時点でこの記事はTGS2009でのレベルファイブを絶賛する記事になりました)
【1】試遊用のDSiを250台用意
えーっと、DSiの定価が1万8900円だから、全部購入していたとしたら472万5000円。
当初は任天堂に頼んでレンタルしてきたのかとも思っていたのだけれど、なにせ任天堂は東京ゲームショウが嫌いで毎年出展しないことで有名。
「東京ゲームショウなんかでちまちまブース出すより、プライベートショウでポケモン配る方が人が来るんじゃい!ボケがっ!!」というスタンスです。
※これはキツネハンター個人の想像であり、全ての任天堂にあてまはる訳ではありません
イベント会社に頼んでレンタルしたのかも知れないけど、そもそも国内にそんな台数持っている業者があるんだろうか? レンタルにしたって相当な額が発生するだろうけど。
この圧倒的台数のDSiを最大限に活用し、一気に250人にムービーを見せ、一気に250人に試遊させるという産業革命を思わせるような非常に効率的なオペレーションを行っていた。
250人に「試遊エリア」でプレイさせている間、次の250人に「ステージエリア」でムービーを見せるというのを繰り返し、250人をわずか15分で1回転させるという、おそらく東京ゲームショウ史上最速の超高回転型ブース。
だから、一見列が長いように見えても250人単位でガンガン進んでいくので全くストレスにならなかった。
【2】ストレスを感じさせないオペレーション
いくらレベルファイブブースが毎時1000人の超高回転型ブースといえど、その処理能力を上回る人数が押し寄せれば待たされてしまうのが必定。
しかし、ボクは並んでいる間、ほとんどストレスを感じなかった。それはドラクエ9のすれ違い通信をやりながらということもあるけれども、一番大きいのは並んでいるときもブース内の大型スクリーンでムービーが見れたから。
しかも、このムービーはゲームの紹介映像に入る前に、きちんと前説してくれる。
「まずはここにいる250人のみなさんに、ムービーを見てもらいますよー」
「次は試遊エリアに移って、10分間の試遊をしてもらいますよー」
「最後にレベルファイブ福袋をお渡しするのでお帰りくださいねー」
これが精神衛生上、すごくいい。列に並んで待っている間、何が一番ストレスになるのかっていうと、分からないこと。
「ボクはあとどれぐらい待てばいいんだろう?」
「今、ボクはなんで待たされているんだろう?」
「待っていると、どんなことが起きるんだろう?」
ちょっとしたドキュンなら、こういうのが分からないときに「いつまで待たせるんじゃ、ボケがぁあああ!」とキレる訳ですよ。ところが、前説のムービーの説明により、これらに対して解答が与えられる。
「ボクはあとどれぐらい待てばいいんだろう?」
⇒ 250人で15分だから30分ぐらい
「今、ボクはなんで待たされているんだろう?」
⇒ 先に並んだ人がムービー見たり、試遊してるから
「待っていると、どんなことが起きるんだろう?」
⇒ムービー見て、試遊して、福袋お持ち帰り
本当だったら速攻で新作ゲーム紹介映像を見せたいところだろうに、結構な時間を前説に使っているのは感心した。
さらに感心したところとしては、「ステージエリア」で再生されるムービーが複数あったこと。少なくともボクが並んでいる間の30分で2パターン、エリアに侵入したあとの1パターンの計3パターンまでは確認した。
ムービーが複数あることで、並んでいる間も退屈することなく過ごせた。むしろ、ムービーをたくさん見れたので、並んでいたことがプラスのように思えるって不思議!
つまり、レベルファイブ側では相当な列になることを事前に想定し、並んでいる間にもムービーを見て楽しんでもらえるように配慮したってことだろう。 じゃなきゃ、わざわざ複数のムービー作るなんて金が掛かるような真似しないだろうし。
【3】クオリティーの高いムービー
うまいなぁと思ったのは、ムービーではなるべくアニメの部分を見せて、実際のゲーム画面はほとんど見せないところ。
PSPやDS、携帯電話のゲームだと元々の解像度が低く、大画面で再生した場合には、どうしてもしょぼく見えてしまう。そのことを考慮してか、スクリーンに映される映像はアニメ部分がメイン。
そして、スタジオジブリがアニメ部分を制作した「二ノ国」をはじめ、ゲームの中にアニメを取り入れるのはレベルファイブが得意とするところ。
どれぐらいクオリティーが高いかっていうと、いナズナイレブン2でグレンラガンのギガドリルブレイクをやっちゃうくらい。ソース:「イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード」体験版プレイレポート - GIGAZINE
「ステージエリア」でクオリティーの高いアニメでゲームに興味を抱かせておき、その次に「試遊エリア」で実際にそのゲームで遊ばせるなんて、どれだけ消費者心理を巧みに突いてくるんだよ。
↓実際に流されたクオリティーの高いムービーは以下からどうぞ。
4Gamer.net ― [TGS 2009]レベルファイブの最新タイトルが丸分かり! “シアターコーナー”で上映された最新映像3バージョンの直撮りムービーをアップ(レイトン教授と魔神の笛)
【4】全員に3本から好きなものを試遊させる心意気
ムービーを見終わった後に「試遊エリア」に移動すると、そこには250台のDSiがずらーっと並んでいた。
ここでのプレイ時間は10分間と長めでけっこう長め…… と思いきや、実は「二ノ国」「レイトン教授と魔神の笛」「イナズマイレブン2」の3本から好きなものをプレイできるので、全然時間が足りなかったりする。
もはや一択だろうと、「二ノ国」を集中プレイするも10分間では、最後まで行けなかった。ちなみに、この体験版がどれくらいボリュームがあるかというと、3本(+1本)を全部プレイすると余裕で3時間以上かかるぐらい。
「なんで全部プレイすると3時間以上かかるって分かるの?」 ⇒ 「福袋にこれと同じ体験版が入っていたから」
やっぱりわざわざゲームショウまで来たら試遊してみたいっていうのが人情だろうけど、それに対して250台もDSiを用意してブースに並んだ全ての人に体験してらもうのがレベルファイブの心意気ってもんでしょう。
【5】レベルファイブ福袋の中身が超豪華
配布物はDS体験版が入ってる「プラチナ」、映像ディスクが入っている「ダイアモンド」のどちらかが入っている福袋。つまり、「プラチナ」はアタリ、「ダイアモンド」はハズレと考えていただこう。
中身が気になる人はレベルファイブのプレミアム福袋「レベルファイプ プレミアム プラチナ」&「レベルファイブ プレミアム ダイアモンド」の中身を大公開! - GIGAZINEの記事参照のこと。
で、ボクがどっちを引いたのかは書くまでもないでしょう。 ヤフオクで\3,000で取引されたという「プラチナ」の方に決まってるっ!!
帰宅してすぐにプレイを始めたのだけど、とにかくボリュームがすごい。 全部クリアするのに23時ごろから開始して、翌午前2時までかかったよ。
途中で寝落ちしそうになったけど、3本の体験版(二ノ国、レイトン教授、イナズマイレブン2)をクリアすると出てくる隠し要素が気になってがんばったよ。
▼二ノ国の感想
スタジオジブリのアニメーションと言えど、DSの解像度(192×256ピクセル)で再生すれば、そりゃあ残念なことになるわ。アニメーションを生かすならPSPで出せばいいのに。
基本的な操作はオーソドックスなRPG。本作の最大の特徴であるのは、購入時に付属される本を活用した遊び方(めんどくさいので詳細は省略)なんだろうけど、体験版では本がついてこなかったので分からず。
ドラクエ9を開発したレベルファイブだけに、ちょいちょい似てるところも。クエストが出されてクリアしてくところとか、タッチペンをドラッグして方向を決める移動方法とか、アイテムの合成があるところとか。
ってことは、ドラクエ + ジブリってこと? これ、最強じゃね?
▼イナズマイレブン2の感想
前作から一転し、いきなり宇宙人が襲来して世界各地を破壊し始める。これに対抗するために全国を回ってメンバーを集めるというストーリーはかなり衝撃的でプレイするモチベーションがあがる。
思うようにタッチペンで操作できなくてキレそうになった。キャラの移動と次の行動の指示、パスを出す場所の指定などをタッチペン一本でやろうとするのは無理があるんじゃないかと思う。
せっかくストーリーが面白そうで先に進めたくなるのに、戦闘のサッカーでテンポが悪くなってしまうのはいただけない。
▼レイトン教授の感想
いつも通りだから、ファンは買えばいいと思うよ。
▼隠し要素「レイトン教授のロンドンライフ」の感想
上記三本をクリアすると、隠し要素の「レイトン教授のロンドンライフ」が解放されて遊べるようになる。
レイトン教授と魔神の笛」に収録されるおまけのゲームで、「MOTHER3」を開発していたブラウニーブラウンとレベルファイブが共同制作したらしい。
ゲーム内容は、「MOTHER」よろしく、小さくてかわいいドットのキャラが登場するロンドンで、「どうぶつの森」のように自分のアバターを操作して日常を過ごしていくというもの。
ロンドンの街を歩き回ると、今までのレイトンシリーズのキャラが出てきて、おしゃべりをしたり、お願いごとをされたり、アバターパーツをくれたり、というゲーム。
これはなかなか面白そうなので、ますます「レイトン教授と魔神の笛」を買えばいいと思うよ。
【6】まとめ
来場者の満足度を最優先に考え、ストレスを極限まで減らした完璧なオペレーションだった。体験版の出来もよく、文句のつけどころが無い。
ブースの構成やムービーのクオリティー、体験版の配布などの端々に自分たちが作った作品に対する自信が感じられた。 「ムービーを見てもらえば、体験版をプレイしてもらえば、絶対に買ってもらえる!」っていう自信があるんだろう。
しばらくレベルファイブの勢いは止まらないと思った。
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